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伝統文化

夜、IさんとYさんが、家に寄ってくれました。

お抹茶を点てて、(母のお道具をこっそり持ち出し、人目につかぬところで、

しゃかしゃかとまぜたりする作法)みんなでいただきおしゃべりに花が咲きました。

茶道はあまりよくわかりませんが、何十年・何百年前もの、竹や土を使った

お道具を大切に使い続けて、身近に咲く小さなお花を活けたりして、お客様を

ゆっくりともてなしたりするのって、なんともいえず心が癒されます。

四日市が誇る作家、清水酔月・きし代さん萬古のお茶碗に触れている間の

風情といったらたまりません。

最近主人のおかげで、酔月氏のお茶碗で毎日ご飯を食べたりしています。

先日は、三重県で開発されたという、伊賀の土の焼き物のふた付のおひつを

いただきました。残りご飯を入れておき、食べるときに、レンジでチンすると、

伊賀土の特性により、炊きたてのふっくら香り高いご飯ができるという優れもの。

こちらのすごいところは、その機能性もそうですが、フタを開けたり閉めたり

するときに、映画の中の魔法の扉を開けるのような、重厚な音がするんです。

その音を聞くだけで、ホーっ!って、有難い感じ。

最近、子どもたちにもつくれる、急須づくりのキットが生まれたそうです。

酔月氏のご長男の潤さんと、オプティの特許技術によるコラボによるものです。

最近、急須でお茶を飲まなくなったといわれていますが、土にふれ、体験して

みると、焼物・関連する伝統文化に惹きこまれていくという話をよく聞きます。

ところで三重県は、学力が低い県になっているそうですが、こうした文化力も、

パワーとなって盛り上がるといいですね。

ちなみに、学力・体力日本一で話題の福井県は、共働き率も全国一位で、

塾に行く子の方が珍しいという土地だそうです。

だからこそ、学校の先生方は、子どもの教育を一身に背負っているという

誇りを持って仕事に取組むせいか、今の時代に不思議なほど、誰も彼もが、

学校の先生を褒めるそうです。

生徒や保護者からの評価が高ければさらに、お互いが成長する図が

見えるようです。

さらに、日本一、宿題が出されているという福井の家庭において、

どのように子どもが勉強しているかというと、多くの小学生をはじめ中高生も、

個室ではなく、あえて家族のいるリビングで勉強をしているそうです。

スピード・ハイテク時代とはいえ、人と自然が調和して、ゆっくりと交流することも

大事に、成長していきたいですね

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