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鏡開き

今日は、鏡開きの日ということで、お正月にお供えした鏡餅をお汁粉に入れて

いただきました。

約10年前、鈴鹿にオープンした、みどりの家の小さな作業所へ、

自宅で割ったお餅・小豆・調味料やコンロを持って行って、お汁粉をつくって

なかまたちといただいたことを思い出しました。

その日は、リサイクルプラザの作業日ではなかったため、

農作業をして、借りてきた机の上で、家から持ってきた文具や道具を使って、

絵を描いたりした後、お祝いパーティーのようにしていただきました。私自身も

そうですが、小豆のような和菓子を普段食べないなかまたちも、

おいしい。おいしい。と、たくさんお代わりして、お世話になっている人たちと

一緒に幸せを分かち合いました。

運を開いて、円満に、末広がりを願い、一緒に祝った鏡開き。

何分いたらないので、神頼みに近い心境で、色んな失敗をしては、思い直して

心がけ良くしようとしたりを繰り返して、日々を重ねてきました。

知的な障がいのある人も、社会の中で、リーダーシップをとって、誇りを持って働く

事業を目指し、

環境事業を事業の主に、多くの人たちにご協力いただき、新たな社会サービスの

システムが育ってきました。

たくさんの方々のご恩に報いたいと取組んでいるうちに年々成果が出てきて、

喜んでいただいたことも多くありました。が、

自分のいたらないばかりで、次々と問題課題が頻発したこともありました。。。。

様々な方々から多くのことを教えていただき学ぶことができたおかげで、

火事場の馬鹿力のように、眠っていた遺伝子がスイッチオンできて、

乗り越えられたピンチもあった一方で、湧き上がるように、良くない遺伝子が

オンすることもあり、苦しみ、人にも迷惑をかけてしまいました。

みどりの家や自分自身の存在が危ういと感じてしまうような状況が起きると、

ワーッと、良いパワーが沸き出ることもあるんですが、

ワーっと、人に意見したり、どうしようもなく落ち込んだりする、ちっぽけな自分に

あきれ、驚いてしまうことさえあったんですよね。

なんだか、先祖の先祖のずーっと先から受け継いでいる遺伝子の中のひとつが、

最低限の尊厳を守らずにどうすると、強く主張しているようで、それ自体は

正しいものの、間違っていた自分の処理対策について、最近になり

方向性が見えてきたようです。

10周年を迎えるにあたり、時折むくっと首をもたげてくる、こうした自分のセコい部分

を治してきています。

なんとか続けられるようにがんばります

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