刺さないはり(小児はり)の効用。
ユマニテク東洋医療専門学校付属臨床実習施設「しおはま鍼灸院」の先生の鍼灸の
効果について、何度か書かせていただきました。
このたび、こちらの先生方に、鈴鹿と四日市の施設にお越しいただきまして、合計4回
にわけて、障がい者と支援者に向けた、「東洋医学健康セミナー」をしていただき
ました。
ハリで刺すのではなく、皮膚に接触するだけの刺激で行う治療で、自身や支援者で
も、実際にやってみて、その効果を体感できるものでした。
皮膚は、自律神経の中でも、特に交感神経と関わりが深く、内臓の病変を敏感に
あらわしたりするそうです。
そのため、皮膚への刺激によって、自律神経の安定をもたらすことが、内臓を丈夫
にするそうで、それが全体の健康につながるようです。
確かに、私は、アレルギー系の持病がありますが、腸を丈夫にするようにと、
よく腸のことを言われるのが不思議でしたし、どうしたらよいのかもあまりわかりません
でしたが、良いことを聞ききました。
特に、すねの骨の外側のくぼんだ場所が、足三里といって、胃腸が丈夫になる近道。
ストレスに効くツボは、頭のてっぺん(両耳の上を結んだ頭の一番高い頂点なところ)
だそうです。
利用者さんにやらせていただいてみると、見る見る間にトロ~ンとなって、超リラックス
モードになったようで、笑ってしまったくらいすごいです。
皮膚に刺激を加えるのですから、指でもどんぐりでも身近な物を活用して、
全身に360以上あるというツボをトントンやったり、カリカリとこすったりすると
良いようです。
母親や自分の肩・首・背中で効果があるので、たまにやっていた、オリジナルの、
爪たて引っかき風ピアノ式マッサージに、結構近い気もしました。
鍼灸院での、刺すハリやお灸は、魔術の世界に近い不思議な効果だと感じていました
が、皮膚をキーっとやる、なんて、やっぱり私に向いてるわ。
ヒヒヒ。魔女の血が騒いできました。
いろんな人にやってやろ。っと。
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