至極の味のドラマ。
今日は、とても美味しいラーメンをいただきました。
麺の香りと甘みとコシある食感が、今までに食べたどんなものより強く感じ、スープ
とのハーモニーも素晴らしく、この年になって初めての美味しさでした。
お腹がすいていたときにいただいたわけではなく、いろいろなものを食べていった後
に、思いがけずいただいたものだけに驚きの味でした。
スープの深いところには、うずらの卵がいっぱいかくれていました。
マスターは、「子どものころ、うずらの卵が食べたくて食べたくても食べられなくて、
憧れの食べ物だった」といったお話をしてくださり、今、いっぱい食べられることが
すごく嬉しく、みんなとその幸せを分かち合いたい様子で、いっぱい入れてくれた
ようです。
自分を振り返ると、有難いことに食べ物には困ることはありませんでした。なのに私は
大した成長もせず小さいまんまで年を重ねてしまい、卵が食べられなかったマスター
は、ものすごく背の高くて立派に成長されました そして、大人になったマスター
は、うずらの卵もいっぱい買うことができる成功をされて、みんなが幸せになるよう
思いをいっぱいこめられて、この上ない至極の味を創り上げられました。
「やりたいことができない。」という状況から、様々な叡智と創造力を発揮し、生み出し
たものを多くの人に提供されることは本当に素晴らしいです。
親が怖くて「やりたいことができない」状況から、悪知恵を次々発揮し、見つからない
ようにやっていた小さな私とは大~違い
| 固定リンク